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プチかめ塾 in 東京

梅雨の晴れ間に恵まれた月曜の夕刻、「プチかめ塾 in 東京」に参加しました。

 

会場の吾妻橋会館は浅草駅から徒歩5分程度。下町らしい風情が残る住宅街の一角に静かに佇んでいる。公共施設らしい質素な建物であるが、どこか懐かしさと温もりを感じる空気が漂っている。

プチかめ塾 in 東京

集会室には、2人掛けの机といすが整然と並んでいる。参加者は15名ほど。30代から60代とおぼしき男女で、皆一様に「日本酒好き」といった風情。期待に満ちた表情で開始を待っている。

 

埼玉県蓮田市に蔵を構える「神亀酒造(しんかめしゅぞう)」は、純米酒専門蔵として知られ、昭和62年には全量純米酒化を実現。燗酒文化の復権を牽引してきた名蔵。蔵の方のお話では、神亀の特徴は「熟成と温度に向き合う」とのこと。

プチかめ塾 in 東京

会が始まると講師である社長から、「開けたてよりも、数日置いたほうが旨い」、「燗にすると酒の真価が見えてくる」、「燗は勘でつける」等々名言の数々が続く。

 

参加者からも、酒米の違い、燗上がりの幅、貯蔵と熟成のニュアンス等の鋭い質問が次々と飛び出す。

プチかめ塾 in 東京

いよいよ試飲タイム。いきなり「10年貯蔵の純米大吟醸」の常温と燗酒を試飲。温度差による味わいの違いを楽しむ。続けざまに「小鳥のさえずり」、「ひこ孫」、「神亀」、「凡愚」を試飲。それぞれの酒と3種の肴とのマッチングを確かめつつ飲んだ酒は最高だった。特にブルーチーズはどの酒とも相性が抜群だった。

 

いつのまにかそこここで参加者同士の会話が交わされ始め、盛り上がってきたところで名残惜しくも散会。1時間足らずの短い会ではあったが、酒との“対話”を楽しんだ濃密な時間だった。

 

“プチ”と呼ぶには憚られるほどの大きな熱量を持った酒の集いでした。

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