「秩父ウイスキー祭2026」に初参加しました。
会場は秩父。国内外の蒸溜所やインポーターが一堂に会する、日本有数のウイスキーイベントです。
噂には聞いていましたが、当日は想像をはるかに超える人出。会場に入ると、グラスを片手に行き交う人々の熱気と、立ちのぼるモルトの甘やかな香りに包まれ、胸が高鳴りました。
会場内は活気に満ちながらも不思議と落ち着きがあり、列に並ぶ間も自然と会話が弾みます。ボトルの来歴や熟成年数について静かに語り合う姿、真剣な面持ちでテイスティングコメントをメモする愛好家の姿など、ウイスキーへの敬意が感じられる光景が随所に見られました。
行き帰りの電車でも、イベントに参加したと思しき人々が嬉しそうに感想を交わしており、どこか品の良い雰囲気が漂っていたのも印象的です。
なかでも心に残ったのは、イチローズモルトと厚岸蒸溜所のブース。スタッフの皆さんの丁寧で温かな応対が心地よく、それぞれ無料試飲を五種ずついただきました。
秩父らしい繊細で奥行きのある味わい、そして北の大地を思わせる力強くも澄んだ余韻。いずれも実に美味で、改めて日本のクラフトウイスキーの充実ぶりを実感しました。
帰路にはあしがくぼの氷柱のライトアップへ。凛とした夜気のなか、青白く輝く氷柱が幻想的な世界を描き出し、昼間の賑わいとは対照的な静寂が広がります。
熱気と冷気、喧騒と静謐。その対比までもが秩父の魅力のように思えた、心満たされる一日となりました。
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