以前スタッフとして参加した全国燗酒コンテスト2023の最高金賞受賞42社の表彰式が10月中旬にありました。コンテストでは全国241社から出品された808点が、お値打ちぬる燗部門、お値打ち熱燗部門、プレミアム燗酒部門、特殊ぬる燗部門(にごり酒、古酒等)の4部門に分けられ、52名の審査員によるブラインドテイスティングで審査され、各部門の上位5%、42銘柄が最高金賞に認定されました。(詳細は以下のサイトをご覧ください。 http://www.kansake.jp/#aOutline)
![全国熱燗コンテスト](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=206x1024:format=jpg/path/s2d761b94d6809b25/image/i1ef0498a2ba0ceba/version/1698038434/%E5%85%A8%E5%9B%BD%E7%86%B1%E7%87%97%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88.jpg)
お値打ちぬる燗部門の最高金賞を受賞した「金紋世界鷹 純米吟醸」を飲んでみました。「金紋世界鷹」は(株)小山本家酒造が創業200周年を記念して発売した銘柄で、『ワイングラスでおいしい日本酒アワード』で3年連続の金賞受賞した、冷やでもフルーティでほんのり甘く美味い酒ですが、ぬる燗にすると上品な吟醸香と米の旨味がさらに引き立ちます。
酒の味わいは温度によって絶妙に変化し、低い温度では甘味が抑えられ、すっきりとした切れを感じ、温度が高くなれば香りがより立ち、甘味や旨みが増した丸みを帯びます。
世界では珍しい酒をあたためて飲むという風習ですが、日本では平安時代から燗酒を楽しんでいたといわれます。酒を季節や状況、料理との組み合わせに応じてさまざまな温度で楽しむというのは、日本人が長い歴史の中で培ってきた独特の楽しみ方です。
さまざまな温度帯で味わってこそ酒はおもしろい。自分の好みに合わせて、どの温度で楽しむかを細かく吟味するのは、酒飲みの最高の楽しみのひとつではないでしょうか。
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