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’80s アメリカの旅50

44.カンペチェ

 

2晩過ごしたメリダを朝9時半に出発しカンペチェという町に昼の12時半に到着した。ここでバスを乗り換えてダミアンの待つハラパへ向かう予定だ。チケットカウンターで明日のバスのチケットを買いたいと言うと、予約が112日まで一杯だとの答えが返ってきた。バスに乗りたければ明日夜8時半にここに来るように言われた。カンペチェは始発ではなく中継地なので空きがあるかどうかはバスが来てみないとわからない。空席がなければ翌日のバスを待つしかないとのこと。

 

空席って結構あるもんなの?と聞いてみると、「難しいと思うよ。クリスマス休暇中だからね。バスは全部満席だよ」との答えが返ってきた。バスは11本。今日は1231日だから最悪の場合12日間この田舎町で過ごさなければならない。ダミアンとの約束の12日にも到底間に合わない。僕ができるのは明日のバスに偶然空席があるのを祈ることだけだ。

 

がっかりしてバスターミナルを出ようとしたところ、さっきのチケット売り場のおじさんがちょっと待てと声をかけてきた。ウインクしてにこにこしながら僕に二つ折りのメモを渡した。僕はハラパに行く何かいい方法がみつかったのかと思い期待に胸を高鳴らせながらメモを拡げた。

 

そこには、”ME GUSTAS.”と書かれていた。何のことかわからずおじさんを見ると、「よかったな。彼女お前が気に入ったみたいだよ。」と言った。おじさんの視線の先にはチケットカウンターがあり、中に20才ぐらいの可愛らしい女の子が座っていた。恥ずかしそうにこっちを見てにこにこしている。きれいな女の子だった。予想外の出来事にどうしていいかわからず、照れ臭いのもあって軽く会釈をしてそそくさとターミナルを出た。

 

僕はとりあえず今日の宿泊先を探そうとガイドブックで近くのホテルをチェックした。ホテルカステルマー、11,900ペソ。少し高いが、正月ぐらいはまともなホテルで迎えたい。部屋の端っこにバスタブがあるヨーロッパテイストのホテルで中々の高級感だ。

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