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’80s アメリカの旅48

42.メリダ

 

3時間の滞在後3時過ぎにチチェンイッツァを出、5時半にメリダに着いた。この辺りになるとガイドブックの情報も貧弱でホテルの紹介も1軒のみ。しかも12,600ペソと高い。ガイドブックに街の地図がないのも土地勘のない身にはこたえる。しばし考えているとバスで一緒だった4人組の女の子がどうしたのかと声をかけてくれた。このホテルに行きたいんだけどというと、親切にも連れて行ってあげると言う。彼女たちは地元の幼なじみだそうだ。178歳ぐらいだろうか。メキシコの女の子は人懐こく明るい人が多い。そして親切だ。ホテルは歩いて10分ぐらいの場所にあった。けっこう立派な建物だ。4人にお礼を言いチェックインした。高いだけあって部屋もまずまずだ。

 

夕方街をうろついているとカナダ人のバックパッカーに話しかけられた。彼はリュックを背負ってアメリカ大陸を南下中。旅に出て1か月とのこと。僕が街の情報があまりなくて困っていると言うと、カナダのガイドブックを見せてくれた。地球の歩き方のカナダ版といった感じだ。小さな田舎町の情報も豊富でメリダについても安くてうまそうなレストランやホテル、土産物屋などが紹介されている。海外の一人旅に関する情報やノウハウでは欧米に一日の長がある。ひとしきり情報交換をしたあと、目星をつけたホテルを2軒ほど見た。値段を考えるとまずまずだ。明日どちらかに移ることにしよう。

 

旅をしていると色んな人と知り合う。特に一人旅同士は仲間意識のようなものを感じ、相手が感じのいい奴の場合、お互いひとりの気楽さも手伝ってつい話し込んでしまったりする。その一方でおかしな奴もたまにいる。1番個性的だったのは、ホテルポクナで会ったドイツ人だ。いつも鉄カブトを被っていた。ぎょろっとした目をして常時意味不明のことを口走っていた。ダミアンはありゃなんだとあきれ顔だったし、アメリカ人のトムは、だから俺はドイツ人が嫌いなんだ、と笑いながら言った。そのドイツ人は一瞬にして場の雰囲気を変える強烈なインパクトを持っていた。いつの間にか現れていつの間にかいなくなった。

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